夫源病からの熟年離婚〜上手に離婚する方法
熟年離婚の大きな原因ともいわれ、増加傾向にあると報道もされている『夫源病』をご存知でしょうか？
『夫源病』とは、夫の言動が原因で妻がストレスを感じ、心身に不調をきたす病気のこと。
これは医学的な病名ではなく、循環器内科と心療内科の専門医である石蔵文信氏によって命名された造語です。
また、夫源病と類似する概念に、『主人在宅ストレス症候群』があります。夫が家にいることでストレスが蓄積し、その事が主たる原因となって妻に発症する様々な疾患を意味しており、心療内科医の黒川順夫氏により発表されました。
主に亭主関白な夫や、仕事熱心で在職中にあまり家にいなかった夫が、定年退職を機に家にずっといることで発症するケースが多く、なかには20～30代のカップルにも発症例があるそうです。
夫源病の症状には、めまい、頭痛、吐き気、動悸、耳鳴り、血圧上昇、不眠、情緒不安定など、様々なものがあります。そして、高血圧症やメニエール病、更年期障害など、すでに病気を診断されていても、夫が原因で起こった場合は、その病気と同時に夫源病だと考えられるそうです。
さて、夫源病と診断された妻のなかには、「このまま夫と一緒に人生を送りたくない、離婚したい！」と思われる人もいるでしょう。しかし、夫源病だからといって問題なく、すんなりと離婚が成立するものではありません。
なぜなら、離婚理由が夫源病のみの場合は、
協議離婚や離婚調停が円満に成立する可能性は低く、
離婚裁判を申し立てても ※法定離婚事由 に該当すると判断してもらうことは難しいからです。
そこで、※法定離婚事由 のひとつである「夫に不貞な行為があった時」を調べる方法があります。
（不貞な行為とは、配偶者以外の人と肉体関係を持つことです。）
私共（調査会社）に夫の素行調査をご依頼いただき、夫の「不貞行為の証拠」を押さえてしまえば、離婚請求が認められる事になります。
『夫源病』から離婚をお考えの方は、ぜひ一度ご相談くださいませ。
私どもは、 “誰よりも強い味方” となれる存在です。
※法定離婚事由
民法第770条【裁判上の離婚】
①夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
一 配偶者に不貞な行為があったとき。
二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
②裁判所は、前項第一号から第四号までに掲げる事由がある場合であっても、一切の事情を考慮して婚姻の継続を相当と認めるときは、離婚の請求を棄却することができる。
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