ビッグモーター街路樹枯死問題/神奈川県でも調査(藤沢店)
今回は中古車販売大手のビッグモーターに関する問題についてお伝えします。東京都港区に本社を構えるビッグモーターの店舗周辺で、街路樹が各地で枯れていた問題を巡り、県道藤沢厚木線に面する藤沢店（石川）でも過去に除草剤が散布され、街路樹のケヤキ１本が枯れていたことが県の調査結果として１日に公表されました。
この問題について、神奈川県はビッグモーターに対して調査を行いました。ビッグモーターは県内に20店舗を構えており、そのうち６店舗が県道に面しています。一連の問題を受け、県は街路樹を植栽する場所がある、藤沢店、平塚四之宮店、横須賀店の３店舗を調査しました。そして、これらの店舗では２０１５年から計４本の街路樹が枯れるなどの理由で伐採されていたことが分かりました。
ビッグモーター街路樹枯死問題/神奈川県でも調査（平塚四之宮店）
ただ、詳細な経緯は店長の人事異動などで把握が難しかったため、先月28日に県はビッグモーターに対して事実確認を要請。その結果、藤沢店と平塚四之宮店で過去に除草剤がまかれていたことが認められましたが、具体的な時期や理由については明らかにされていません。一方、横須賀店については除草剤の散布は行われていなかったとの回答がありました。
ビッグモーターは、この問題について「原状復帰について協議させてほしい」との意向を示しているとのことで、県は伐採や植え替えにかかった費用などの負担をビッグモーターに求める方針。また、県は近く３店舗の土壌調査を完了させる予定で、調査結果などを踏まえて県警に被害届の提出を検討するとのことです。
この問題に対して、地域の環境保護に対する意識が高まると共に、企業の責任についても注目していきたいですね。
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