ミサイル発射と共に始まった衆院選！12日間の論戦スタート！
第49回衆議院選挙が19日に公示され、定数の465議席に対し、1051人が立候補した。
衆院選は4年ぶりで、新型コロナウイルス感染拡大後、初の大型国政選挙が幕を開け12日間の選挙戦に入った。
コロナ禍で浮き彫りになった医療や行政の課題について、また、停滞する経済を回復させる経済対策について各党がどのような論戦を繰り広げるのか。
新聞に載っていた「主要６党首の第一声で多く使われた言葉をAI分析で可視化した」記事に、各党の特徴が見えてくる。
自民党総裁 岸田首相の演説では、「治療薬」「コロナ対応」で、新型コロナウイルス患者用の経口治療薬については「開発を年内に進めて普及させる」とし、コロナ対応に万全を期す姿勢を示した。また「成長の果実を分配する。所得を引き上げる経済対策を行う」「未来選択選挙だ。皆さんの選択と信任をいただき、信頼と共感のある政治を進めていきたい」と訴えた。
公明党の山口代表は、比例選では800万票の獲得を目標としており、「比例区は公明党と書いて」と呼びかけた。また、幼児教育・保育の「無償化」を長年訴え、実現に結びつけたとアピール。
立憲民主党の枝野代表の第一声で際立ったのは「感染者」で、徹底した水際対策やPCR検査で「感染者を抑え込む」と主張し、感染症対応の「司令塔」機能の強化にも言及した。経済対策では所得の再分配を打ち出し、『アベノミクスで経済は良くなった』と間違ったことを言う人がいる」と安倍政権批判も忘れていない。
共産党の志位委員長の言葉で目立ったのは、「岸田」だった。「岸田政権にこの国の政治を任せるわけにはいかない」といった文脈で多用し、「核兵器禁止条約」の署名・批准も訴え、政権との対決姿勢を際立たせた。
大阪市で第一声に臨んだ日本維新の会の松井代表は、「橋下」「吉村」を連呼した。維新創設者の橋下徹・元大阪市長と連携し、「10年間」に渡って「大阪」の「改革」に取り組んだ実績を紹介。コロナ対策で陣頭指揮を執る党副代表の吉村洋文大阪府知事にもたびたび触れ、「大阪でできたことを全国に広げていく」と力説。
国民民主党の玉木代表は今回の衆院選を「コロナで傷ついた経済、暮らし、社会を『立て直す』選挙」と位置付けた。「実質賃金」が下がり続けていると指摘し、「これまでの経済政策が間違っていたからだ。古い政治を変えていこう」と政策転換を主張した。
私たちの周りには課題があふれている。
日本を取り巻く情勢を暗示するかのように、選挙戦は北朝鮮がミサイルを発射する中、始まった。中国との関係も含め、東アジアの平和と安定をどう築くのか。安全保障に各党がどう向き合うのか。
また、18歳から投票できるようになって4回目の国政選挙となるが、年々低下している投票率を上げるためにも、教育や雇用など将来に直結する政策も訴えてほしい。
投票できる期間は10月20日（水）〜10月31日（日）です。
日本の針路を決めるために、１票を投じて意思表示をしましょう！
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