『源氏物語』不倫し続けた光源氏の栄枯盛衰
今回は日本の古典文学『源氏物語』についてお届けします。
『源氏物語』は、今から約１千年前の平安時代中期に紫式部によって書かれた長編小説です。
光源氏という不倫ばかりしている男性の一代記ではありますが、実際はバラエティ豊かで魅力的な女性が登場し、人間の多面性をうまく表現した壮大なお話になっています。
数々の訳本が出版されていますが、瀬戸内寂聴さんの訳が私には合っており、ようやく読み終えることができました。
瀬戸内寂聴さん訳の「源氏物語」
物語の始まりは、光源氏が桐壺帝の第２皇子として生まれるところから。彼は皇族の身分から外れ、臣下として暮らすことになります。彼は左大臣の娘である葵の上と結婚しますが、幼少期に出会った義理の母である藤壺の宮に心を奪われ、彼女への不倫の恋に苦しむことになります。
光源氏は心の空白を埋めるためにさまざまな恋に走ります。年上の貴婦人でプライドの高い六条の御息所や、容姿に恵まれないが愛嬌のある末摘花など、若気の至りの恋愛もあります。そんな中、光源氏は藤壺の宮との密会に成功し、彼女は彼の子を身ごもります。この不義の子は桐壺帝の息子として育てられることになります。
一方、葵の上も光源氏の子を宿しましたが、葵祭りの際に六条の御息所との争いを引き起こし、彼女の憎しみを買ってしまいます。葵の上は男の子を出産した後、亡くなってしまいます。
葵の上の死後、光源氏の放浪は一段落します。彼は１５歳の少女である紫の上と結婚し、彼女を生涯の最愛の妻として愛し続けます。しかし、光源氏の不倫はまだ終わりではありません。光源氏は兄である朱雀帝の寵愛を受ける朧月夜と密会し続け、朱雀帝の母后の怒りを買います。この恋愛事件が拡大し、光源氏は京都を離れ、須磨に隠棲することを決意します。隠棲中、彼は明石の方と出会い、彼女との間に子供をもうけます。その子供が後に明石の中宮となる姫です。
京都に戻った光源氏は出世し、太政大臣まで上り詰め、広大な屋敷である六条院を完成させます。六条院には彼が関係を持った女性たちの生活を保証する部屋もありました。
紫の上が光源氏の妻であることは皆さんもご存知でしょうが、晩年になって光源氏はもう１人の妻、しかも正妻を迎えていました。それが光源氏の兄である朱雀院の娘である女三の宮です。朱雀院は出家するため、一人でいるのは心配だった女三の宮を「紫の上と同様に育て守ってほしい」と光源氏に頼みます。女三の宮が光源氏の初恋の女性である藤壺の宮の姪であることを思い出した光源氏は、頼みを断れず、女三の宮との結婚に同意します。
しかし、１４歳の女三の宮は幼い少女でした。感受性も乏しく、藤壺の宮とは全く異なる存在でした。さらに、光源氏の留守中に若い公達の柏木との不倫の子供を身ごもってしまいます。女三の宮は出産後に病気になり、出家してしまいました。
光源氏の晩年は栄華の中にも苦悩と喪失がありました。紫の上の病気や、女三の宮の不倫、友人や恋人たちの出家など、彼は多くの困難に直面し、ついには最愛の妻である紫の上を亡くし、出家したとも・・・。
物語の最後の章『雲隠れ』は白紙とされており、その運命は謎に包まれています。
『源氏物語』の魅力は、不倫や恋愛を語りながら政治を描き、人生の無常についても思いをはせる、という多面性にあるようです。
あの人を探してほしい・・・・
知りたい事がある・・・・
探偵 ガルエージェンシー西神奈川にご相談ください。
神奈川県、厚木市、愛川町、清川村、伊勢原市、秦野市、海老名市、相模原市、座間市、藤沢市、大和市、綾瀬市、平塚市、寒川町、茅ヶ崎市、南足柄市、大磯町、二宮町、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、小田原市、箱根町、真鶴町、湯河原町、横浜市（鶴見区、神奈川区、西区、中区、南区、港南区、保土ケ谷区、旭区、磯子区、金沢区、港北区、緑区、青葉区、都筑区、戸塚区、栄区、泉区、瀬谷区）、川崎市（麻生区、多摩区、宮前区、高津区、中原区、幸区、川崎区）、横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市、葉山町、町田市、八王子市、多摩市、調布市、湘南、平塚の探偵、浮気調査はガルエージェンシー西神奈川へ